「失敗するな!」と言う上司は失敗している
誰しも「失敗」を経験した事があるでしょう。そこで誰かに怒られてみんな思うのだ。「失敗してはいけない」と。
しかし、これが人の成長を留めているのではないか?この本を見てほしい。
人は失敗を活かす事でより上手くできるようになる。僕もよく言っているが、最初から完璧にできる人間などいないのだ。
例えば、僕は「この曲はイマイチだ。もっと完璧にしてから持ってきて。」と言われたことがある。ちなみに何処がイマイチか聞いたら「そんな事も分からないのか」と彼は教えてくれなかった。これで自分なりの完璧を見つけるまで彼に曲を聴かせることができなくなった。かなり頭をひねったが、結局彼の求める物が完成する事はなかった。
確かに自分も完璧だなんて思っていない。だからこそブラッシュアップしたかったのだがその機会さえも奪われてしまった。
やはりブラッシュアップする機会を多く設けられる程物事は良くなるのだ。トライ&エラー大事。
だから僕は初めて何かをやる時、ワザと失敗するようにしている。そこでどんな事をやったら、どうなるか情報収集するのだ。
次に、その失敗をまとめ、何故起こってしまったか原因分析する。そして、全ての失敗を分類し、体系的にまとめる。
実はこの分類がキモなのだ。ここで分類した項目毎に対策をする事で、少ない対策により多くの失敗を無くす事ができる。
これを何度も繰り返していく事で人は成長していく。だからみんな安心して失敗してほしい。そういう空気になれば日本もだいぶ雰囲気良くなると思うのだが…。
先程取り上げた本にはそんな内容が書いてあるんじゃないかな!(読んでない)
ランチしてる時に怒られているバイト君を見ながらそんな事を思ったのだった。
エレキギター初心者でも自分に合ったギターが分かる!初めて買うギターの選び方
「これからエレキギターを始めたいけど、どんなギターを買ったらいいか分からない!」そんなアナタの為に、おおまかなギターの種類をまとめました。
先ず基本的に、形状に合わせてギターの種類は分かれています。またこの形によってどんな音が鳴るのか変わってくるので、初心者の方は“好きな形”と、なんとなく“こんな音が好き”という感覚を頼りにギターを選ぶと良いです。(ちなみに材料や細かいパーツによっても出音は変わりますが、そういうのは何年か継続して弾いていく中でやりたい事が出てくる筈なので、それからでも遅くないと思います)
レスポール
特徴
ロック界のスタンダード。これと後述するストラトキャスターがギター界の2大巨頭です。レッドツェッペリンのジミー・ペイジ、B’zのTAK MATSUMOTO、エルレガーデンなど、ロック、エモ、メロコアの方が使用している印象が強いですね。歪ませるとかなり重厚感のある音を出すことができます。一方で、意外と歪ませずにクリーントーンで弾いても丸みのある綺麗な音が出ます。
1つ欠点を挙げるなら重い!重いことです!肩の弱い人はやめましょう。
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ストラトキャスター
特徴
Theオールラウンダー。レスポールと並んで人気のギターです。最近はレスポールよりもストラトの方が需要が高い印象がありますね。ジミ・ヘンドリクス、エリック・クラプトン、Char、L'Arc〜en〜Ciel、SCANDALなんかもストラトを使っています。ブルース畑の人や、日本だとビジュアル系も使っている人が多い気がしますね。どんな音にしてもそれなりに高いパフォーマンスを発揮する素晴らしいギターです。
一方で、飛び抜けた個性が無いのが欠点でしょうか。
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テレキャスター
特徴
リズムギター御用達。ローリングストーンズ のキース・リチャーズ、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、凛として時雨のTK、ZAZEN BOYSの向井秀徳…が使用しています。ジャキジャキした音が印象的です。ギターをかき鳴らしたり、リズミカルなバッキングが好きな人にとってはとても良いギターです。
ただジャキジャキしている分、少し音が薄く感じる人もいるかもしれませんので注意が必要です。
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ジャガー
特徴
オルタナ・グランジ界の牽引者。後述するジャズマスターとは兄弟機種ですが、形やスイッチなど細部で異なる点があります。ニルヴァーナのカート・コバーン、ジョン・フルシアンテ、People In The Boxの波多野裕文…が使用しています。重すぎず軽すぎず、歯切れよくエッジの効いた音が特徴的です。
一方で、サステイン(音の伸び)が少ないことが欠点です。
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ジャズマスター
特徴
オルタナ・シューゲイザー界の牽引者。先述のジャガーとは兄弟機種。ソニックユースのサーストン・ムーア、レディオヘッドのトム・ヨーク、ナンバーガールの田渕ひさ子…が使用しています。ストラスに付いているような通常のシングルコイル・ピックアップより大きいピックアップが搭載されており、その分太い音が出ます。
個人的に少し金属音に近い冷たい音という印象があります。その分暗い音楽には合いますが、一方で表現力に乏しいと感じています。
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ムスタング
特徴
オルタナ・グランジ・シューゲイザー界の異端児。フェンダーのスチューデントモデルとして発売され、ショートスケールの物もあります。ニルヴァーナのカート・コバーン、Char…が使用していることで有名です。小振りなボディからは想像できない暴れまわるようなサウンドが特徴的です。
その分ピッチが不安定というか、音程のズレに厳しい綺麗な音楽には向いていないかもしれません。
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SG
特徴
ロック界の異端児。AC/DCのアンガス・ヤング、デレク・トラックス、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、ストレイテナーのホリエアツシ…が使用しています。中音・高音にハリがあって、ジャキジャキしたサウンドが特徴です。ジャガーの音を厚めにした感じ、と言うとをイメージし易いかもしれませんね。
欠点は低音の迫力があまり無いこと、ヘッド落ち(ヘッドが重くて、肩に掛けた時に手で支えないと落ちてくる)することです。万人受けするギターではありませんが、この音でないとダメという人もいます。
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フライングV
特徴
変形ギター界の王道。ジミヘンドリクス、マイケル・シェンカー、レニー・クラヴィッツ、元くるりの大村達身…が使用しています。見た目とは裏腹に音はそこまで特徴的ではなく、暖かく丸みのある音です。レスポールより少し厚みを取った音です。ブルース系からヘヴィメタルまで様々なジャンルに合います。
欠点は座って弾きにくいこと、くらいですかね…?
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ファイヤーバード
特徴
変形ギター界のオシャレ泥棒。車のデザイナーにデザインされたギターだそうです。ジョニー・ウインター、B’zのTAK MATSUMOTO…が使用しています。音はフェンダーとギブソンの中間のような音とよく言われます。
生産数が少なく、頻繁に見かけるような物ではないかもしれませんね。
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フルアコースティック
特徴
ジャズの定番。これまで説明してきたギターはソリッドギターと言って、ボディの中が空洞になっていないギターです。それに対して、このフルアコはボディ内部が完全に空洞になっているエレキギターです。パット・メセニー、ブライアン・セッツァー、なんと星野源さんも使用しています。音はかなり暖かく甘〜い音です。
欠点はハウリングしやすいことですね。ボディが空洞になっているためハウりやすいのですが、ちょっと強めに歪ませたらキィーンといきます。まぁそこは本来そういう使い方をするものでは無いということで…。
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セミアコースティック
特徴
ジャズ・ブルース・ロック・ポップス何でもござれ。ソリッドギターとフルアコの中間と思ってもらえれば間違いないです。チャック・ベリー、ラリー・カールトン、ノエル・ギャラガー、ウルフルケイスケ…が使用しています。ソリッドの引き締まったトーンとフルアコの甘いトーンが混ざった特徴的な音になっています。フルアコよりボディが薄くなっていることからハウリングも起こり難くなっており、広いジャンルで使用できるという意味では万能的なギターですね。
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シンライン
特徴
テレキャスター+セミアコースティック。カーティス・メイフィールド、Sly & The Family Stoneのフレディ・ストーン、スガシカオ…が使用しています。音はセミアコの甘い音に比べてシャープに、テレキャスターより膨よかになっています。また、ハウリングもセミアコに比べ、起き難くなっている模様。(ただテレキャスターよりはハウりやすいです)
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テレSG
特徴
テレキャスター+SG。これは一般的に普及しているギターではなく、RG GUITARWORKSというメーカーで作っている型になります。ただ単に僕が欲しいだけなんですけど、趣味で載せました(笑)東京事変の浮雲こと長岡涼介氏が使用しています。通常のSGよりボディは厚く作られており、丸みのある歯切れいいサウンドになっています。
欠点は高価なことです。定価で48万円です。
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おまけ
音楽機材を買うならサウンドハウスがオススメ。他のお店より一回り安い値段で購入できます。通販なのにギターの弦1セット買うのでも店舗より安いので、僕はいつもここで買っています。
「ふともも写真の世界展」中止と再開について
皆さん、ふとももは好きですか?
えぇ、嫌いな訳ないですよね。むしろ最高ですよね。
突然何を言っているんだコイツはと思う方もいるかもしれませんが、そのふとももをフューチャーした個展があります。写真家ゆりあさんによる個展「ふともも写真の世界展」です。
最近、池袋マルイでの開催を予定されていたこの個展が開催中止されたことで話題になりました。
ふともも写真の世界展
では「ふともも写真の世界展」とは何か、というと・・・そのままです。文字通り。
論より証拠ということで、以前浅草橋で開催された時の様子を少しお見せしましょう。
360度ふとももで埋め尽くされた世界。夢にまで見た、まさに楽園。そこには制服、スク水、更には体操服までありとあらゆるふとももがあります。
ちなみに僕のお気に入りの1枚はコレ。
あ、キモい男が寄ってたかってニヤニヤ見てると思ってるでしょう?(僕は思ってました)意外と女の子も沢山見に来ています。そして男女共に…いや男性はみな芸術品を見るかのような神妙な顔付きでふとももを眺めているのです。そう、ふとももは芸術なのです。(でも絵面はめっちゃシュールでした)
池袋マルイでの開催中止の理由
「(被写体が)未成年者を思わせる」「デパートで開催するもの?」など批判の声が上がりました。これを受け、丸井グループ広報は3月3日日「お客様からのご意見を受け、このような結果になりました」と中止理由を説明しているようです。
考察
被写体に未成年者はいない、と公表されていることから、そこには問題ないように感じます。一方で、デパートでの開催が適切かと言われると微妙な気はしますね。この個展を目的に来た人以外の目にも止まってしまいますから。
色んな人の意見を聞く限り、性的な問題と表現の自由がゴチャ混ぜになっている感があります。この表現を公共の場で披露できる「アート」ではないと、認めたくない人の影が見え隠れしますね。
個人的にはやっちゃえばいいのに、と思いますが。本当に純粋な気持ちで「アート」として見ている人もいるでしょうし、やることによるメリットもあると思います。
少し話は逸れますけど、全員が「うん」と言わないと実行できないのは合理的じゃないですよね。それだとクレーマーの言う通りになってしまう。
音楽もそうだと思うんですけど、やっぱり芸術は所詮好みの問題だと思うんですよね。好きか嫌いかしかないんじゃないかな、と。だから見た結果、嫌いと言うならそれは仕方ないことだと思います。ただ不適切、そもそも発表してはいけないみたいな空気はどうなんだろう。
僕は表現を規制することはその業界の衰退に繫がると考えています。練度の高い芸術はその想いの強さにある程度比例するんじゃないかと考えているのですが、規制はその進行を止めてしまいます。きっとゆりあさんも人並み外れたふとももへの情熱があったに違いありませんね。
最後に
ちなみにこの個展。「ふともも写真の世界展 2018 in 原宿」として、4月27日(金)から5月6日(月)にかけて東京・原宿にあるChromatic Galleryにて開かれることが決まりました。
皆さん是非一度ふとももに囲まれてみては?
【私の一人暮らし】自分の家を敢えて「溜まり場」にしよう!
僕が初めて一人暮らしをしたのは大学に入った時だ。引越しをする時、父親から「学校の近くには住むな」と言われた。理由は「溜まり場」になるからだそうだ。ナルホド、そういうこともあるのだな、と特に気にも止めず僕の一人暮らしはスタートした。
神奈川県 橋本駅
橋本は駅周辺にデパート、家電量販店、映画館が揃っている。若者も多く栄えている街と言えるだろう。その割に駅から少し離れれば閑静な住宅街が広がっており、田舎出身の僕にとっては住み心地の良い街だった。
そこで借りた家は学校の最寄り駅から数駅電車に乗った所にある。初めは新しく知り合った友達を呼んで映画鑑賞会なんぞをやったり、凝った自炊をしてみたりする。だがそんな生活には1ヶ月で飽きてしまった。人はあまり呼ばなくなり、晩御飯は専らスーパーの惣菜か炒飯になる。よって男は炒飯が得意料理になる。炒飯すら作れない男はクソだ。
3ヶ月目くらいから帰ったらYouTubeを見るか、ニコニコ動画を見るか、ギターを弾いて歌うだけの生活になる。完全なダメ人間。人間何も生み出してないことを自覚するとダメらしくこの頃はかなり心身共に痩せていた。
そしてダラダラ生活を続け、このままでは何の為に上京したのか分からないと焦った末に始めたのがDTMだった。あまり人が来ないのが功を奏したのか、研究する時間だけは腐るほどあったので、この時ひたすら色んな音楽を聴きまくった。ただ、どうしても曲を量産することができなかった。
東京都 豊田駅
程なくして、大学のキャンパス変更のため、学校の近くに引っ越しをした。以前は学校に行くために電車に乗る必要があり、これがメンドクサかったからだ。人(僕)が物事を成し遂げられない理由の根底にはいつもメンドクサイがある。この時、父の「学校の近くには住むな」 という言葉が頭をよぎったが敢えて無視した。ごめん父。
ちなみに豊田駅の周辺はどうだろう、と見てみる。何もなかった。一番大きなお店は西友だ。橋本では片隅に追いやられていた西友が、豊田では最強にして最高。ドラゴンボールで言うとセル編からフリーザ編に逆戻りしたような感覚である。
さて、話を戻すが僕は父の言葉に反して学校の近くに引っ越した。結論から言うと、我が家は「溜まり場」になった。毎週金曜Mステを見ながら、酒瓶を5,6本空けていくのはデフォルトで、+αの飲み会が開催された。
これが楽しかった。
「溜まり場」というと悪いイメージが付きがちだが、嫌な思いはあまりした記憶がない。たまにゲロ吐かれたり、エロ動画フォルダを発掘されるくらいだ。それに人がいる時間もそんなに長くはない。多く見積もっても、「人がいる時間 : 1人の時間 = 1 : 3」くらい。来る人は好きな人しかいなかった。
我ながら良い友達に巡り会えたと自負しているが、頭が良くて、博識な人が多かった。音楽、アニメ、政治、経済…色んな話をした。自分の考えや、作った音楽についても素直に答えてくれて、他人との距離感を養うことができた。
また、こうやって人と触れあう様になってから色んな曲が書けるようになってきた。感情の振れ幅が大きくなれば、それだけ曲にしたいことも増える。この「溜まり場」での時間は今の自分を支える財産になったと思っている。
まとめ
今はもう豊田には住んでいないが、自分の家にはできるだけ人を呼ぶようにしている。やっぱり人が来ると綺麗になるし、家で話した内容は飲み屋で話した内容とは変わってくる気がするからだ。
そんなイメージがあるからか、僕の中で自分の家のドアをくぐった人は少し特別な人になる。だから今も自分の家が「溜まり場」になれるよう暮らしている。自分の場所が好きな人で埋まるのは気持ちの良いものなのだ。
「ヨナ抜き音階」による曲作り
皆さんは「ヨナ抜き音階」をご存知ですか?
日本では明治時代の頃、「ドレミファソラシド」を「ヒフミヨイムナヒ」と読んでいました。
「ヒフミヨイムナヒ」の4番目の「ヨ」と7番目の「ナ」を抜いた音階「ヒフミイムヒ」のことを”ヨナ抜き音階”といいます。西洋音階の「ドレミファソラシド」にこれを当てはめると、4番目は「ファ」、7番目は「シ」になるので、「ドレミソラ」で作る音ということになります。
日本の童謡や演歌では、多くがこの「ヨナ抜き音階」で作られています。また、ポップスだとYMOの「ライディーン」やAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」で使われていることからも、皆さんの耳に馴染みやすい和風のメロディーであることが分かります。
何故こんな話をしたかというと、先日「和」をテーマにした楽曲コンペがあり、そこでこの「ヨナ抜き音階」が活用できると考えたからです。日本の仮想通貨のBGMとして使用されるらしく、どうやったら「和」を感じるような曲になるか考えたところ、この「ヨナ抜き音階」に思い当たりました。
では、どういう風に曲を作っていったか説明します。
先ず「和」のメロディーと仮想通貨の「デジタル」な面をイメージしました。和楽器をヨナ抜き音階で構成し、リズムをEDMのように取ることで仮想通貨が盛り上がっていく様子を表現しました。
具体的には、三味線で刻みを入れ、琴でバッキング、尺八でメロディーを作っています。また、リズムマシーンと生ドラムでリズムトラックを作り、シンセベースを入れることでEDM感を出すことができました。
総制作時間は4、5時間ですかね。以下の様になりました。
皆さん良かったら聴いてください。
2018年 日本の若手ブラックミュージックシーンまとめ
皆さんはブラックミュージックをご存知でしょうか?
ブラックミュージックとは黒人発祥の音楽の総称です。Soul、R&B、Funk、Hip Hopって言えば分かりやすいですかね。これらは全てブラックミュージックです。僕はこの音楽特有のビートやグルーブ感が好きでよく聴いています。
じゃあこのブラックミュージックをルーツにやってる日本人はいないのか?ってことで最近オススメのミュージシャンをまとめてみました。
オススメミュージシャンまとめ
Suchmos
はい出ましたね。言わずと知れたサチモス。神奈川県茅ヶ崎出身者を中心に結成された6人編成の日本バンドです。ジャズミュージシャン、ルイ・アームストロングの愛称サチモスから取ったバンド名だそうで。アシッドジャズ色が強いバンドです。ベースとか完全にジャミロクワイですし、曲名もジャミロクワイの曲から取ったであろう曲が沢山あります。
最近売れてる「STAY TUNE」もジャミロクワイの「Traveling Without Moving」にかなり影響を受けているように感じます。気になる方は一度調べてみては?
iri
女性シンガーソングライター。Hip Hop的なのに軽やかに聴こえるかなり特徴的な歌い回しです。その一方で、ソウルフルな声がステキ!曲調もグルービーな物が多いですね。また、Sony Music主催のJAMというオーディションでグランプリを獲得し、海外に留学していたようです。その経験がかなり楽曲に活かされているように感じます。
ちなみに「Watashi」という楽曲制作は水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミ氏が担当しており、またコムアイさんとは違ったクールさがありますね。
向井太一
男性シンガーソングライター。R&Bの要素を軸に、アンビエントやエレクトロの要素を混ぜ込んだ楽曲制作を行なっています。先程のiriさんに続き、彼もかなり歌い回しが独特です(iriさんとは交流もあるようですね)。うねるような歌い回しで、正解のメロディーをギリギリ外れないよう遊んでいる風にも聴こえます。
「FLY」という楽曲制作はLUCKY TAPESの高橋海さんが担当しており、軽快なビートと太一君の歌が上手くマッチした楽曲になっています。
LUCKY TAPES
3人編成の日本バンド。ライブではドラムやホーンをサポートで入れているようですね。楽曲はジャズ、ソウルの要素を入れた正統派ポップロックって感じです。高橋海さんのキーボードボーカルが楽曲の根幹を作っています。
あと海さん、可愛い顔してます。甘い声してます。腹筋バキバキ。ギャップ萌えの塊ですよ。プレイヤーとしてもマルチらしくピアノ、ギター、ホーンと色んな楽器が演奏できるようですね。
雨のパレード
4人組バンド。このバンドはブラックミュージックというより、エレクトロ色が強いかもしれないです。ポストダブステップ、インディーR&Bの要素を上手く混ぜ合わせて都会的な楽曲に仕上げています。オシャレです。個人的には各パートのアレンジが凄く緻密なバランスで成立していると思っていて、聴き込むほど新たな発見があります。オシャレです。
ちなみにボーカルの福永浩平さんは、たまに「〇〇をしているオシャレな人は私です」とtwitterで呟き、オシャレな画像を掲載しています。それでもオシャレです。
ペトロールズ
ギタリスト長岡亮介を中心に結成されたスリーピースバンドです。ちなみに、ご存知な方も多いと思いますが、長岡亮介は東京事変でギターを弾いていた浮雲さんの本名です。えっ、若手じゃねぇって?いやいや、バンドがシーンに出てきたのは最近なんで許してください。。英国で「ガソリン」を意味するバンド名で、車好きの長岡さんが命名しました。
普通のロックではない音楽をやりたかったようで、ブラックミュージック色の強い楽曲になっています。もうとにかくギターが上手い。あと音が良い。クリーントーンで何でこんな抜けの良い音が出るんだ?よく新しいギターを作っているようなのでギターの構造にも詳しいんでしょう。一先ずライブを見てください。ギターボーカルとしての凄さが分かります。
TENDRE
3人組バンドampleのベースボーカル河原太朗のソロプロジェクト。僕も最近知ったんですけど、ベースをはじめ、ギター、鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤーとして色んなアーティストのレコーディングにも参加しているようです。
楽曲はジャズ、ソウル色が強くシックな雰囲気漂う大人の音楽って感じです。1つ印象深かったのがメロディと歌い方がペトロールズっぽいなという点。多分好きなんでしょうね。ただTENDREにはスリーピースバンドとは違った良さがありますから。その辺りを楽しめるのではないかと。
最後に
みんなカッコイイ!オシャレ!ズルい!
作曲ができない人には何が足りていないか
皆さん何かを作り始める時にどこまでイメージしてから始めますか?
作曲をする時、「どう作ったらいいか分からない」「スランプだ」という話をちょくちょく聞きます。何が分からないんだろう?気になったので皆から聞いた話を分析してみます。
僕は「降りてこないと曲が書けない」なんてタイプではないですし、むしろ書こうとしないと曲は書けません。おそらくこれって曲を書くためのノウハウや思考パターンがあるんですよね。なので、曲をかけない人の原因と、曲を書くために意識すべき観点をまとめてみました。
曲が書けない原因
先ず一番大きな原因は何か調査したところ、以下のようです。
「最終形のイメージができない」
これ勘違いしがちなのですが、最初からゴールイメージを明確に思い浮かべられないのは当たり前。というか、最初は思い浮かべた通りに完成させることができない、という言い方もあります。まぁこれが最初からできたら誰でも作曲できてしまいますしね。最初からイメージ通り作れるのは一部の天才、若しくはかなりのベテランのみです。
では最終形がイメージできないというのはどういうことなのでしょう?私が考える理由の1つは、進んだ位置から見えるゴールが変わるからです。↓のような図を見ると分かりやすいと思います
このように、最初は山場①の向こうが完成だと思い込んでいても、山場①を越えた瞬間に次の山場②が見えてくるなんてことはよくあります。初心者であればあるほど、予想外の山は沢山出てきます。こういう所で躓いて諦めてしまう人も少なくありません。
また、選ぶ選択肢によって最終的にできあがる物も変わります。
1つの曲でも仕上げ方は色んなパターンがあります。選んだ選択肢によっては、当初やりたいと思っていたアレンジができなくなることもあります。極端な例を挙げると、ギターを全編入れてしまったため、ピアノを差し込む隙間が無くなってしまった。ピアノとギターの音がぶつかって不自然な感じになってしまった。みたいなことになります。アレンジで言うとピアノでバックングするか、ギターでバッキングするかを変えるだけでどう作っていくかが劇的に変わりますよね。
ただこれは制作者の熟練度によってどこまで遠くのイメージを創造できるかが変わってきます。この熟練度を上げるためには、音楽理論の勉強や楽曲分析を1つ1つ積み上げていくしかないのですが、今回はそれを補うためにどう楽曲制作を進めたらいいか考えてみました。
山場を乗り越えるための対策
私が思うに山場を乗り越えられない人は「曲を構成している要素」を理解できていません。具体的に挙げると、
・曲のテーマ
・メロディライン
・コード進行
・使用する音色、楽器
などなどです。
なので、これを重要な物から決めてしまいましょう。ざっくりと制作の流れを書き出すと以下のような感じでしょうか。
①先ず楽曲の土台であるテーマを決めましょう。例えば「テーマ:恋愛」とします。このとき内容はより具体的な方が良いです。
②それに従って、自分の思う恋愛に合ったロマンチックなメロディラインを1コーラスのみ考えます。
③そのメロディに合うコードを当てはめます。
※このとき余計なアレンジは考えず、伴奏とメロディだけで考えることをオススメします。アレンジしながら考えると、メロディやコード進行とは関係無いところで躓いて先に進めなくなる可能性があるからです。
④楽曲とコード進行が1コーラス決まったら、それをフルコーラスの構成に膨らませる。
⑤アレンジの概要を考える。(ピアノ主体、ギター主体、激しい、ゆったり、…)
※このときテーマやメロディーが明確になっていると、アレンジに迷った場合の判断基準となります。
⑥ミックス
⑦マスタリング
とはいえ、この流れを組めば絶対大丈夫!なんてことはありません。僕も未だに駄作を量産していますのでね。。。という訳で最後にコツというか、今まで自分が失敗してきた中で得た教訓を残しておきます。
◾️とりあえず始めてみる
最近自己啓発の記事でよく見ますね。完璧に準備できるまで動き出さない人がいるけど、最初から完璧になることなんてないから!すぐ動け!みたいなの。まぁ一理ありますよね、動かなかったら何もできませんし。諦めたらそこで試合終了です。楽器を持った瞬間に良いアイデアが浮かぶなんてことは往々にしてありますので、つべこべ言わず作り始めるのが吉です。
◾️構想~完パケまでを何度も繰り返すこと
やっぱり一度最後まで作らないと曲作りの全容が把握できませんし、理想形に何が足りないのかも把握できません。重要なのは、失敗してもいいからトライ&エラーを繰り返すことです。なので、何曲も何曲も作ることでみんな良い曲が作れるようになっていくのです。僕の経験上、デキる人はそれだけ努力しています。
これで楽曲制作に困っているが少しでも減ればいいのですが、突き詰めると一人一人理由は違います。ただ今回取り上げた事ができていない人にはやってみる価値があるハズ!
今後は音楽理論とか機材について掘り下げて書いてみようかな。