SHOONIN Lab.

音楽の作り方・マーケティング・自己啓発などについて

「ヨナ抜き音階」による曲作り

皆さんは「ヨナ抜き音階」をご存知ですか?

日本では明治時代の頃、「ドレミファソラシド」を「ヒフミヨイムナヒ」と読んでいました。

「ヒフミヨイムナヒ」の4番目の「ヨ」と7番目の「ナ」を抜いた音階「ヒフミイムヒ」のことを”ヨナ抜き音階”といいます。西洋音階の「ドレミファソラシド」にこれを当てはめると、4番目は「ファ」、7番目は「シ」になるので、「ドレミソラ」で作る音ということになります。

日本の童謡や演歌では、多くがこの「ヨナ抜き音階」で作られています。また、ポップスだとYMOの「ライディーン」やAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」で使われていることからも、皆さんの耳に馴染みやすい和風のメロディーであることが分かります。

 

何故こんな話をしたかというと、先日「和」をテーマにした楽曲コンペがあり、そこでこの「ヨナ抜き音階」が活用できると考えたからです。日本の仮想通貨のBGMとして使用されるらしく、どうやったら「和」を感じるような曲になるか考えたところ、この「ヨナ抜き音階」に思い当たりました。

 

では、どういう風に曲を作っていったか説明します。

先ず「和」のメロディーと仮想通貨の「デジタル」な面をイメージしました。和楽器をヨナ抜き音階で構成し、リズムをEDMのように取ることで仮想通貨が盛り上がっていく様子を表現しました。

具体的には、三味線で刻みを入れ、琴でバッキング、尺八でメロディーを作っています。また、リズムマシーンと生ドラムでリズムトラックを作り、シンセベースを入れることでEDM感を出すことができました。

総制作時間は4、5時間ですかね。以下の様になりました。

soundcloud.com

皆さん良かったら聴いてください。