SHOONIN Lab.

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プロがオススメするプラグインまとめ 〜リバーブ編〜

DTMでミックスをするに当たって3番目くらいに重要なプラグイン

それがバーブ!!!

そもそもリバーブって何ぞや、という所からプラグインの説明までをまとめました。

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バーブとは

バーブは「残響」と訳されます。

じゃあ残響ってどういう物かと言うと、ホールで手を叩いた時に「パアアァァァ…ン」ってなるアレです。あとお風呂で歌を歌うと最高に気持ちいい感じになりますよね?アレもリバーブです。(実際大半のリバーブプラグインのモード選択にBathroomという項目があります)

このリバーブは音が鳴っている部屋の中で起きる反射音によって聞こえます。図にするとこんな感じ。

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この図から直接音初期反射、そして後部残響という分類がある事が分かります。

聴こえる順番的には以下の通り。

  1. 直接音:一番最初に一番大きな音で聴こえます。
  2. 初期反射:直接音の次に聴こえます。中くらいの音量。
  3. 後部残響:初期反射の後に聴こえます。小さい音量。

コレを横軸時間で表すと以下図のようになります。

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これら反射音の鳴り方は部屋の大きさ、壁の材質によって変わってきます。よってリバーブプラグインではそういったパラメータを数値化する事で様々な条件のリバーブモデリングできるようになっているんですね。

 

オススメのリバーブ

TrueVerb

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【並行輸入品】 WAVES Gold Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式

よく使うパート:シンセ、クラップ等の電子音

特徴:wavesのリバーブでは最もスタンダード的なプラグインですかね?過去にブラックフライデーセールで無料配布されていた事もあるので、所有している方も多いかと思います。特徴としては、

・音のデジタル感が強い

・UIが分かり易い

ですかね。リバーブの設定値が画面に図示されているので視覚的にどんな聴こえ方になっているか理解しやすいです。

 

Renaissance Reverb

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【並行輸入品】 WAVES Gold Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式

よく使うパート:ストリングス、シンセ、コーラスなどサスティンの長いパート

特徴:こちらもwavesのリバーブプラグインです。TrueVerbに対して、少しUIが分かり辛いかもしれませんが、アナログ感の強い深みがあるリバーブが作れます。

 

UAD-2 EMT140

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EMT® 140 Classic Plate Reverberator | UAD Audio Plugins | Universal Audio

よく使うパート:ボーカル、ギター等のアナログ感を出したいパート(生演奏で録音するトラックに掛けることが多い)

特徴:天下のUniversal Audioが誇る超有名機EMT140!とにかく音が良い!かなり生に近いリアルな残響音をかける事ができます。ただご覧の通りUIはツマミだらけでちょっと分かりにくいかもしれませんね。

 

まとめ

上記のプラグインの特性をまとめると、以下のようになります。

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曲の特徴や作りたい音質によって、どのプラグインを使うかは変わってきます。実際僕もデジタル系の曲か、アナログ系の曲かで使うプラグインはかなり変えてます。リバーブ音の特徴をしっかり理解して、使用するプラグインを選ぶようにしましょう。