プロがオススメするプラグインまとめ 〜コンプレッサー編〜
先日、オススメプラグインについてまとめました。
その中で取り上げたコンプレッサー。音量を均一化するDTMでは欠かせないツールです。今日はプロの作曲家含め多くの業界人から聞いた情報をまとめて、手が出しやすく且つプロレベルの音源制作に到達できるコスパの良いコンプレッサーを紹介しようと思います。
コンプレッサーとは?
コンプレッサー (compressor) 、略してコンプ。音の強弱の差を縮小するエフェクターです。下図の様に、小さい音は大きく、大きい音は小さくする事で、音の大きさを均一化する効果があります。
オススメのコンプレッサー
Waves “Renaissance Compressor”
【並行輸入品】 WAVES Gold Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式
よく使うパート:Vocal,Guitar,Bass,Drum,Masterなど全てのパート
特徴:とにかく動作が軽く、ナチュラルにかかります。万能型のコンプで、持っておいて損は無いと思います。音作りから最後の仕上げまで何にでも使えますが、大きく音を変化させる事には向いていないかもしれませんね。
ちなみにこのプラグインは殆どのWAVESのバンドル(Gold,Platinum,Horizon,Diamond,など)に含まれています。初心者にオススメの一品です。
Waves “C4”
【並行輸入品】 WAVES Gold Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式
よく使うパート:Vocal,Bass,Guitar
特徴:C4は特定の周波数帯毎にコンプレッションする事ができるマルチバンドコンプです。低音だけアタックを強くしたり、中音だけ伸びやかにしたりできます。EQの要素を含んだコンプと思うと分かりやすいかと思います。ガチャガチャした音を安定した音にまとめたい時なんか役立ちます。
また、このプラグインも殆どのWAVESのバンドル(Gold,Platinum,Horizon,Diamond,など)に含まれています。
Waves “SSL E-Channel”
【並行輸入品】 WAVES SSL 4000 Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式
よく使うパート:Drum,Bass,Synthe
特徴:イコライザーでも紹介したWavesのSSL E-Cannnelです。SSL 4000Eという実機に搭載されたチャンネルストリップをモデリングしたプラグインで、プロの使用率も高い一品です。(中田ヤスタカ、Mr.Children、など)コンプレッサーは強くかけるとかなりタイトな音に変わります。僕の個人的な感覚ですが、電子音にマッチするコンプだと思っています。電子ドラムやシンセにかけてみて下さい。きっと素晴らしい質感に仕上がる事でしょう。
Universal Audio “1176”
1176 Classic Limiter プラグインコレクション | UAD Audio Plugins | Universal Audio
よく使うパート:Drum,Vocal,Guitar,Bass
特徴:Universal Audioの1176という実機を同社がモデリングしたプラグインです。Universal Audioのコンプの中でも導入として使われます。元音の雰囲気を損なわず上品にコンプレッションしてくれるプラグインで、生楽器を録音する時に絶大な効果を発揮するプラグインです。ドラムのKick、Bass、Guitarを録音する時にかけ録りすると効果的です!
まとめ
コンプはミックス・マスタリングを行う上で必須なプラグインなので、どのコンプを使うかで最終的に仕上がる曲の雰囲気にかなり差が出ます。どのコンプが自分の求める雰囲気を作る為に適切なのか見極められるよう気を配りながら使うように心掛けましょう!