SHOONIN Lab.

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プロがオススメするプラグインまとめ 〜EQ(イコライザー)編〜

先日、オススメプラグインについてまとめました。

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その中で取り上げたイコライザー(EQ)、DTMでミックスするに当たって欠かせないツールです。ただこのEQ、ピンからキリまでクサるほど種類があります。今日はプロの作曲家含め多くの業界人から聞いた情報をまとめて、手が出しやすく且つプロレベルの音源制作に到達できるコスパの良いEQを紹介しようと思います。

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イコライザー(EQ)とは?

音声の周波数特性を変更する機能があり、

  • 特定の周波数を強調する。
  • 特定の音域をカットする。
  • 全体的に周波数を平均化させる。

などの使用法があります。

例えば、ブースターのように特定の周波数帯を上げて歪ませたり、周波数帯を調整して音質そのものを変化させることで他の音(ex.ラジオのような音質、…)をシミュレートする場合にも用います。

 

オススメのEQ

FabFilter “Pro-Q2”

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【国内正規品】fabfilter Mastering Bundle

よく使うパート:Vocal,Guitar,Bass,Drum,Masterなど全てのパート

特徴:敢えて一番のオススメを最初に持ってきました。プロが認める万能EQです。お金に余裕がある人は先ずこのEQを買っておけば間違いないでしょう。

メリットとしては、

  • ポイントの数が高く、イコライジングの自由度が高い
  • アナライザーが付いている
  • MS(モノラル・ステレオ)処理に対応している

つまり原音ではどの周波数帯が鳴っているか視覚的に確認しながら、自由にカット・ブーストができます。

ただPro-Q2を通しても原音を忠実に鳴らすようになっていますので、原音をより派手にするような目的には適していないでしょう。

 

Waves “Renaissance Equalizer

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【並行輸入品】 WAVES Gold Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式

よく使うパート:Vocal,Guitar,Bass,Drum,Masterなど全てのパート

特徴:Wavesという大手プラグインメーカーが作っているベーシックのEQですね。Wavesは色んなプラグインをまとめてパッケージ売りをしているのですが、だいたいどのパッケージにもこのEQは入っています。

上記Pro-Q2と同じく、原音に忠実に周波数特性を調整できるプラグインです。ただ、Pro-Q2に比べて

  • ポイントは6つまで
  • アナライザーはない(耳を頼りにイコライジングする必要がある)
  • MS処理ができない

といった欠点があります。

一方で「比較的安価で手に入る事」と「イコライジングとして基本的な性能を満たしている事」を考えると案外バカにできない一品です。技術のある人であれば、Pro-Q2と大差ない仕上げにすることも不可能ではないでしょう。

 

WavesSSL E-Channel”

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【並行輸入品】 WAVES SSL 4000 Native ◆ノンパッケージ/ダウンロード形式

よく使うパート:Vocal,Guitar,Bass,Drum,Synth

特徴:ここから少し高価なゾーンに入ります。上記と同じくWavesSSL E-Cannnelです。

SSL 4000Eという実機に搭載されたチャンネルストリップをモデリングしたプラグインです。プロの使用率も高く、中田ヤスタカ氏は一時期コレばっか使ってたようですし、Mr.Childrenのアルバム「REFLECTION」では殆どのトラックにこのプラグインが使用されているそうです。

特徴はアナログEQ独特の倍音が付与されたような音になることですかね?原音にちょっと空気感が足された様に聞こえます。(実際コレを通してアナライザーで見ると、鳴ってなかった倍音があるようです)それでいて上品。コンプレッサーも一緒に付いているので、総合的な音作りができるプラグインと言えるでしょう

まぁそういうプラグインなので、原音から音の質は変わります。このEQで出る質感を求めている人には最高ですが、原音の質感を変えたくない人には適していないかもしれませんね。

 

Brainworx “bx_digital V3”

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Brainworx bx_digital V3 - Plugin Alliance

よく使うパート:Master

特徴:同社の実機をモデリングしたプラグインで、マスタリング用として使われるのが一般的ですね。とにかくMS処理に優れた一品です。例えばM/Sモードでツマミを操作している時、M(Mid)のツマミを操作するとMがソロで鳴り、S(Side)のツマミを操作するとSがソロで鳴り、直感的にイコライジングできるようになっています。また、左右の拡がり感を調整したり、指定の周波数帯だけモノラルにしたりできます。

最終的に音のバランスを整えるために必要不可欠なEQです。

 

Universal Audio “Neve 1073 Preamp & EQ Plug-In Collection”

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Neve 1073 Preamp & EQコレクション | UAD Audio Plugins | Universal Audio

よく使うパート:Vocal,Guitar,Bass,Drum,Synth

特徴:最後にプラグイン会の高級ブランド、Universal Audioのプラグインを紹介します。ただこのUA、他のメーカーとは一線を画したプラグインを作っています。Wavesビームスだとしたら、UAはD&G。Wavesがルミネだとしたら、UAは髙島屋。Wavesが東京だとしたら、UAはNY。…です!音の質が一段階違うと思ってください。

ちなみにコレもNeve 1703という実機をモデリングしたプラグインです。SSL同様Neve 1703独特の質感を付与する事ができます。コレを挿せばビンテージアンプで鳴らしたようなステキな空気感が漂ってきます。DTM界隈でも皆んな絶賛していますね。

ただコレ気を付けて頂きたいのがUAプラグインを使うためには、UAオーディオインターフェースが必要になります。まぁオーディオインターフェースにも買う価値あると思うんですが、高いんですよね。大体¥20万くらい…。あとプラグインも1つの値段がそこそこ…¥1万以上はしますね。

お金のある方はどうぞ是非!!!

 

まとめ

という事で、よく使用する中で知り合い含めプロが絶賛するEQを紹介しました。プラグインはとにかく種類が多いのですが、その中でもEQは特に多いので参考にして頂けたら幸いです。また新しく良い物が見つかったら追記していこうと思います。(API 550とかも評判が良いですよね)

それではまた。

DTMのプラグインって何⁉︎どうやって買うの⁉︎

DTMをしているとプラグインという言葉をよく聞きますよね?ITに疎い人は「プラグインって何じゃ!?」となってしまう人も多い筈。そこで今日はプラグインとはどういう物で、何ができて、どうやって手に入れるか、などについて説明したいと思います。

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プラグインとは

先ず基礎知識として、プラグインとはIT分野においてソフトウェアに機能を追加する小さなプログラムのことを指します。DTM界隈ではDAWに機能追加するアプリケーションプログラムの事を総称してプラグインと呼んでいます。

 

フォーマット(規格)

このプラグインにはフォーマット(規格)があります。

他にもあるのですが、主要な規格はこの3つです。大きなメーカーが作るプラグインは全ての規格で作られていたりしますが、フリーのプラグインだとVSTしか無いという事もあります。

 

この規格がどう影響するかというと、DAWによって動作する規格が決まっています。対応外の規格だとDAW上で動作しないのでご注意を!どのDAWがどの規格に対応するかは、以下に対応表を載せるので参考にしてみて下さい。

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「欲しいプラグインを買ったけど自分のDAWでは動かなかった!」なんて事にならないようにしたいですね。

 

機能

プラグインの機能には大きく分けて2つあります。

イコライザー、コンプレッサー、ディストーション、コーラス、リバーブ、ディレイ…等々既にある音源を加工する機能です。ギターエフェクターと同じですね。

簡単に言うと、音の周波数帯を調整したり、歪ませたり、エコーをかけたりするような機能です。

 

PCの中で指定した通りに音源を鳴らして演奏してもらう機能です。みんなが言ってる打ち込みはコレの事ですね。

シンセ、ピアノ、ドラム、ギター、ベース…等々何でもあります。マジで。今の時代、何でもあります。最近では生演奏と遜色無い音源も多いので、打ち込みだけでもかなりクオリティの高い物が作れます。

 

買い方

大きく分けると以下の2つです。

  • メーカーのHPからダウンロードする

最近のプラグインは殆ど全てメーカーのHPで購入してダウンロードできるようになっています。基本的に購入後のサポート(アップデートなど)はメーカーから受ける事になるので、基本的にはメーカーHPで購入するのが一番良いでしょう。

 

  • 量販店などでパッケージ版を買う

アマゾン、サウンドハウス楽天などでパッケージ版を購入して、DVD若しくはUSBを通してプラグインをインストールする方法です。昔はこちらが主流でしたがスッカリ見なくなりつつありますね。たまにセールでメーカーHPよりも安くなる事があるので、そういう時はこの方法で入手してもいいんじゃないでしょうか。オススメはサウンドハウスさん!

サウンドハウス

 

まとめ

プラグインは集め始めると上位機種が欲しくなって、買うとまたその上の機種が欲しくなるという沼にハマる可能性が高いです。(僕はもう胸辺りまで浸かってます)

プラグインの性能と自分の要望をよく比較して購入するようにしましょう。

具体的にどのプラグインが良いか分からない人はこちらの記事もどうぞ。

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ミュージシャンには2種類のタイプがある。〜映画「セッション」を観て〜

もの凄い今更ですけど「セッション」という映画を観ました。

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以下あらすじです。

物語は、主人公アンドリュー・ニーマンがドラムを叩くシーンから始まる。彼は名門音楽大学に通う学生で、将来偉大な音楽家になる事を目指して練習に励む。そこに現れたのが指揮者であり教官のテレンス・フレッチャー。大きな声で厳しく彼の演奏にダメ出しをする。

その後、フレッチャーの指揮するバンドにドラマーとして招待されたニーマンだったが、彼の常軌を逸した恫喝と暴力の指導に、次第に音楽家を目指し俗世を捨てていくことに・・・。傲慢さと野心が見え隠れするニーマンに対し、一貫して厳しい指導を続けるフレッチャー。彼ら2人の戦いは、思わぬ着地を迎える事になる。

出典:なぜ『セッション』のラスト9分19秒は素晴らしいのか? - ジゴワットレポート

 

この映画の中でフレッチャーは言います。「危険なのは、上出来(グッジョブ)という言葉だ」と。これを言われた人は満足してしまう。「あぁ、これでいいんだ」と思ってしまう。だからフレッチャーは恫喝し、ひたすらニーマンを追い込みます。それにニーマンは必死に食らいつく訳なのですが…。

ここで思うのは、フレッチャーもニーマンも目指している領域は一致しているように見えるんですよね。やり方に問題があれど、それが目的を達成するために必要なら恫喝されようと食らいつく、という風に。

 

先日コライトをした時も思いましたが、ミュージシャンには2種類のタイプがあります。それは以下の2つです。

①楽しく自分の思う良い物を作りたいタイプ

②苦しんでも万人が求めるクオリティの高い物を作りたいタイプ

僕は②の方なので、基本的には良くなるなら指摘して欲しいし、衝突も必要だと思っています。一方で①の人は指摘されると辞めてしまうんですよね。「楽しくやろうぜ」「みんなの意見を尊重しようぜ」と。勿論それは悪い事ではありません。場の空気を楽しくして、相手を尊重することができるのは素晴らしい事です。

ただ、それだけで良い物は作れない。良い物を作るためには、そのために何が必要かを共有する必要があります。コライトやバンドなど、人と音楽を作る上ではそれが絶対必要だし、時には厳しい事も言わなければいけません。

だがそれを乗り越えるのが難しい。世のバンドはそういう葛藤を乗り越えて楽曲を世に出してるんだな、と改めて実感します。この映画のラストではその葛藤の末にある景色を垣間見たような気がします。まだ見ていない人は是非一度ご覧あれ。

売れる曲を作るには!コライトとは何ぞや?

先日、クリエイターズキャンプ真鶴というイベントが開催されました。その中のコーライティング・キャンプで色々感じた事があるのでまとめていきたいと思います。

Co-Writing Camp コーライティング・キャンプ 

作曲家が3人1組でチームを組み、24時間(〜30時間)で白紙の状態から1曲のデモテープを完成させるキャンプです。レコード会社のA&R(アーティストの発掘・育成部門)やアーティスト事務所、音楽出版社などからの希望を募り、楽曲とのマッチングを行います。

出典:http://creatorscamp.jp/

作曲家の山口哲一氏が主催しており、第一線で活躍するプロの作家も一般参加とは別にコライトしています。勿論僕も一般参加の中の1人として参加してきました。

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コライトとは?

じゃあ「コライトって何ぞや?」って思いますよね。簡単に言うと、作家が複数人で共同作曲をすることです。

それぞれの長所を活かし、協力することで化学反応を起こし、より効率的にクオリティの高い曲を作るための手法です。

クレジットには関わった人全員の名前が入ります。印税は山分け。一度関わった人は除名せず、新たに関わった人が居たらその人の名前を追加して、やはり印税は山分けになります。

 

イベントの狙い

では何の為にこんなイベントをやるのか。正直自分でもよく分からなかったんでプロの作家陣、レコード会社の方に聞いてみました。その話をまとめると、コライトを通して

  • コンペで勝つための考え方を学ぶ
  • 参加者間で制作技法を共有する

という事を目的としているようです。

 

コンペに通るようになったキッカケ

この目的を踏まえてコライトをする前に作家陣とレコード会社の方を交えたセミナーがあり、その中でコンペに通るようになったキッカケについて説明する場がありました。中々プロの生の声は聞けませんからね!僕としても気付きを得られる部分だったので以下にメモしておきます。

  • モニタースピーカーを変えたことで、今まで聞こえてなかった音域が聞こえるようになった。
  • コンペで求められている事の裏を行く事で、カップリングに採用されるようになった。
  • 大多数が作るような方針で作らない。目的には沿うが、穴をついた薄い所を狙う。
  • ダンスグループなら振り付けを意識して、アイドルなら合いの手を意識して、演者のキャラや動きを意識して曲を作るようにした。

などなど。またこれらを通して、自分が本当に得意なことを探る事も、効率良く的確に作曲するために重要な事だと仰っていました。

 

所感

コライト…やってきました。とりあえずメチャクチャ難しかったです。

  • 事前に本イベントの成果物に対する具体的な説明がされていない
  • 与えられた時間は睡眠時間含め約24時間
  • 参加者のスキルはバラバラ
  • 持ってきている機材もバラバラ

この条件で上手くいきますかね?いく人はいくんですか?そうですか。。

 

先ず思ったのは、プロ志向とアマ志向の人が混ぜこぜになっているという事。全員が作曲家志望という訳ではありません。なので方針を決めるのに苦労しましたね。いわゆる売れ線の曲が嫌いな人もいますから。

後は時間が短いため、共同制作者の能力を把握するヒマも、技術を共有するヒマもありませんでした。また、基本的には音源制作をしなければならないため、DTMの知識がない人は必然的に放置され手空きになります。

もう限りなく文句に近いです!スイマセン!ただやってみて実感したのは、参加者が一定以上の実力を持っていないとそもそもコミュニケーションが成り立たないという事です。プロはそれをサラッとやってくるのでスゴいですけど。

 

良かったこと

  • 他人の制作手法を体感できる

当たり前ですがやっぱり一緒に作ると自分にはない何かを見つける事ができます。時間がない中でも「あ、そこでそのコード使うんだ!自分じゃ絶対出てこないな。」みたいな気付きがありました。使っている機材についても色々話しましたね。

 

  • 小学校の幼なじみと再開する

小学校まで同じマンションに住んでいたけど、引っ越してしまった幼なじみに感動の再開をしました。あ、男です。

 

  • J☆Dee'Zとご飯を食べられた

チョー可愛かったです。

 

  • 居酒屋でラッパーと隣り合わせる

帰りに寄った居酒屋で会いました。マジでガチで。真鶴市ヤベェなって思いました。BROTHER MUSICってグループらしいんで皆さん聴いてあげてください。

 

まとめ

そんな訳で技術よりは人との繋がりが広がったかな、というGWでした。ただしばらくコライトはいいかなって気持ちですね、正直。今の自分にとってはかけた時間と気力に対してメリットが少ないと感じました。時間に余裕がある時に、ある程度実力のある人とだったらもう一度やってみたいですね。

若手ミュージシャンがMacBook Proを買うべき5つのメリット

え〜結論からいうと、

MacBook Pro…最高やで!

ということで特にミュージシャンの方にとって、このMacBook Proがどう良いのかを切々と語っていこうと思います。

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きっかけ

僕は結構長い間windowsのPCを使っていました。メーカーはNEC、次はHPと買い替えていってます。だいたい5年毎に破壊しているので(笑)

ちなみに最初DTMを始めた時はwindowsでSONERというDAWソフトを使っていました。このSONERがよく落ちる!曲を作る際、すこ〜し重い操作をすると「エラー」からの「終了」で、作業は振り出しに戻る。この時から僕とエラーとの長い戦いが始まりました。

SONERに我慢できなくなった僕は、Pro Toolsに移行しました。オーディオインターフェースもPro Toolsと同じくAVIDの物に変更。そしたら出るんですよ…エラーがね!AVIDの製品はwindowsと相性が悪いのでしょうか。(勿論windowsと相性の良い機材もあります)

そんな時、先輩から「Macはエラーが出にくい」という話を聞いて購入に至りました。

 

所有しているMacBook Proのスペック

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)

  • プロセッサ:2.6GHz Core i5
  • メモリ:8GB 1600MHz DDR3
  • ストレージ:500GB
  • グラフィックス:Intel Iris 1536MB

 

メリット

・エラーが起きにくい

前述した通り僕はPro Toolsを使っていますが、Macは動作が安定しています。Macに変更してから殆どエラーが発生しなくなりました。最高。メチャ快適。コレだけでもMacに変えた意味があったな、と思いました。勿論Windowsでも問題なくDAWは使えるのですが、ある程度PCの知識が必要になってくるという事は把握しておきましょう。

 

・持ち運びができる

ノートPCなので当然ですね。家だけでなく、スタジオやライブハウスに持ち出して作業することができます。

本格的にバンド活動している方はご存知だと思いますが、レコーディング専門のスタジオはレンタル代が高いし、人気な所だと予約が埋まってて確保しづらいです。自分でリハスタを借りて作業した方が圧倒的に安く仕上がります。(リハスタには意外と良い録音機材が揃ってる)

僕は音楽貸しスタジオ 【サウンドスタジオノアNOAH】 リハーサル バンド練習でレコーディングした事がありますが、中々良い音で録ることができました。ちなみにSHOONIN「Night and Day - Single」のレコーディングは全てNOAHです。

 

・アプリケーションの種類が豊富

デザイン、動画編集、音楽編集、プログラミングなどの作業をするアプリがApple Storeで販売されていて、必要になったらすぐ購入することができます。

それぞれの作業を本格的にやるのであれば、Apple Store以外からもアプリを購入することを検討した方がいいと思います。ただあくまで本業はどれか一つ、他はライトユーザーとして扱うのであれば、Apple Storeの物で十分事足ります。というか、Apple Storeのアプリはかなり良くできています。プロの方でも使っているくらいなので。

 

iPhoneiPadと連携しやすい

例えばiPhoneで撮った写真をMacBook に送る時、iPad Proで書いたイラストをMacBookに送る時にAirDropを使って一瞬でMacBookに送ることができます。

他にも、Pro Toolsで楽曲のMixを行うときiPadのアプリを使って遠隔でMix作業を行うことができる。クラウドでデータを共有しておけば、iPhoneのスピーカーでどんなふうに聞こえるかすぐチェックできる。

ミュージシャンの活動をするにあたって、文章・画像・音楽、様々なデータを活用します。その中でモバイル機器とのデータのやりとりは必須なので、効率的に作業できるメリットは大きいです。

 

・デザインがカッコいい

僕コレが意外と大事だと思っています。

作業場にMacがあるとちょっとテンション上がるんですよね。音楽を作るときのモチベーションにも多少なりとも影響してると思います。形から入るのを嫌う人もいますが、そこは天下のApple。ちゃんと実力も兼ね備えていますので!

 

まとめ

要はお金は無いけど行動力はありますっていう若いミュージシャンにとって「MacBook ProはオールラウンドになんでもできるPCですよ」という事を伝えたかったんです。

ちなみに購入当時はこの上にもう一つプロセッサ・メモリのグレードが高い(要は処理能力の高い)MacBookがありましたが、今となってはソレを買えばよかったと思ってます。理由はPro Toolsで音源を作成する時、サンプルレートを48kHz以上にすると一気に重くなるからです。サンプルレートを上げて制作した方が良い音質でPCに取り込めるので、MIX作業をする際も細部まで聴き取りやすくなるんですよ。

だから「もっと本格的にやりたい」「プロレベルの作業をしたい」という人には、僕の使っている物より上位の機種をオススメします。例えばiMacなどのデスクトップPCとかね。

 

それではここまで読んでくださった方ありがとうございました。僕も次買う時はもっと高性能なヤツを買う!

ドラムとバッチリ会う!完璧なリズム感を会得するためのギタートレーニング法

みなさんギターの練習してますか?僕は長らくちゃんとしたギターの練習法を知らなかった。バンプの藤くんこと藤原基央の「練習を練習だと思わないこと」という発言は一部で有名だが、テキトーに好き勝手弾いてりゃいいって意味ではないんだよね!

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きっかけ

今まではドレミファソラシドを弾いて、好きな曲をコピーしていた。勿論それだけでも練習にはなるのだ。しかし、曲作りの中でギターを録音するようになり、気付いたのです。

自分の演奏…結構グチャグチャやん?

楽器以外もそうだと思うのだが、意識せずにやっていると自分で自分の悪い部分には中々気付けない。だから上手くなりたい人は、録音して自分の演奏を客観的に聴くことをオススメします。

 

ターレッスンで言われたこと

という訳で、最近ギターレッスンに通っています。SHOONINの楽曲を聴いてもらったところ、以下2点に問題があると言われた。

・コードに対する音の選び

・スネアに対するリズムの取り方

.

.

全部やん…。

音感とリズムが悪いって全部やん、と思ったが確かに思い当たるフシがあるので素直に練習法を教えてもらいました。

 

スケールを覚える

例えば、Cメジャースケール

https://i2.wp.com/guitar-hakase.com/wp-content/uploads/2013/08/c-ionian.gif?w=715&ssl=1

出典:アイオニアン(メジャー)スケール【エレキギター博士】

コレはキーがCメジャーの時の構成音を指板上に表したモノです。要はこの●が付いている所を弾いていれば、理論的には音が外れることがない、ということですね。

楽器の練習法としては基礎中の基礎だが、コレを今までやってこなかった。感覚で済ませてしまっていた。

だからコードトーンに対する認識が甘く、ズレた音を弾いても気付けなかったという。

 

リズムトレーニン

自分の演奏を聴くとメトロノームの正確なリズムより早くなってしまうことが分かった。

そこで先生に言われたことは、メトロノームの2・4拍目を意識すること。練習する時は1・3拍目は鳴らさず、2・4拍目だけを鳴らして練習しなさい、と言われました。

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ちなみに僕はこのスマホアプリを使っています。

Metronome: Tempo Lite メトロノーム

Metronome: Tempo Lite メトロノーム

  • Frozen Ape Pte. Ltd.
  • ミュージック
  • 無料

じゃあ何故2・4拍目だけ鳴らすかというと、コレってスネアドラムがなるタイミングなんですよね。このタイミングに合わせた演奏を意識することでリズムが早くなってしまうことを抑制する、という考えのようです。

 

練習方法

じゃあ実際どんな感じで練習するのかというと、上記のスケールリズムトレーニン同時にやれ、と。↓のような感じです。

ギ:ド|レ|ミ|ファ|ソ|ファ|ミ|レ|レ|ミ|…

メ:    |ピ|   | ピ   |    | ピ  |    |ピ|   |ピ|…

※ギ=ギター、メ=メトロノーム 

 

あと1小節の間で、1つのフレットに対して使う指は、固定しなさいと。例えば、ギターでドレミファソラシド、と弾く時、2〜5フレットを使うとします。その時、以下のように担当する指を決める。

2フレット:人差し指

3フレット:中指

4フレット:薬指

5フレット:小指

要は薬指や小指も使って演奏できるようにトレーニングしなさいということです。完全に筋トレ…!

 

しかも立ってやれ、と。ライブは立ってやるでしょ?と。

 

ぐうの音も出ませんね。

 

まとめ

なんか大変そうに聞こえますけど、毎日30分弱やれば3日で慣れます。僕も既に1ヶ月以上続けてますけど、かなり指が動くようになってきたし、リズムも安定してきました。僕アップストロークで走るクセがあったんですけど、この練習を始めてからソレが治りましたね。

レーニングは継続するのが大変ですけど、成長を実感すればするほど楽しくなってきます。かなり簡単に成果が現れる練習だと思うので、みなさんも是非一度試してみては。

【ボイトレ法】英語風の語る様なフロウを歌うために

昨日は久々にボイストレーニングをした。

歌が上手いのは才能だ、という意見をよく聞くが、こんなに努力が必要な物だとは思っていなかった。いつも驚きの連続だ。

 

歌を歌う為には、フィジカルとメンタルを整える必要がある。足腰の筋肉が無く、重心がグラつけば音程もグラつく。ルーズに流して歌う曲をマジメに一生懸命歌えば全く曲にマッチしない歌になってしまう。だから心と身体を鍛える必要がある。

 

ヤギはその為にいつも親身になって話を聞いてくれる。ちなみにヤギは僕のボイトレの先生の名前。最初「ヤギって呼んでね」と言われた時は

ハァ?

と思ったけど、今思えば当時かなり塞ぎ込んでいた僕のためだったのだろう。スイマセン、「動物?」とか思ってスイマセン。マジで感謝してます。

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最近作っている曲調

最近ヒップホップっぽい流暢なフロウを使う曲を作っている。僕は今までガッツリ歌い上げる曲が多かったので、喋るように歌うのが苦手らしい(指摘されるまで気付かなかった)

 

そこでヤギに以下の事を指摘された。

  • 力強すぎる
  • 音の大きさが全部同じ
  • マジメに聞こえる
  • ピッチ(音程)が甘い

昨日はこの内容について対策をしてきた。

 

発声方法

軽く流れるように歌う必要がある。それに対して、僕は腹式呼吸でガッツリ歌ってしまっていた。

この対策として口を横に開く形で発声する方法を教えてくれた。中音・高音を強調するようにした、要はミックスボイスと呼ばれるような発声方法だ。

更にもっと英語っぽく発音すると、より雰囲気が近付くともアドバイスをもらった。要は岡崎体育氏のやってたコレである。

意外とコレがバカにできない。

 

リズム・ダイナミクス

拍の頭の音を殆ど発音せず、裏拍にアクセントを置く事を意識すると良いとアドバイスを受けた。歌詞の関係でかなり難しかったが、実際ソコを意識することでかなりグルーブ感のあるフロウになった。

 

メンタル

ルーズに歌う事を意識するように言われた。ストリートでたむろしているヤンキーの様な気持ちで、と。マジか。こんな品行方正な僕に難しい事言うNE、と思ったけれどコレも意識一つでかなり発声に変化がある。みんなが思っている以上に意識と行動は密接に繋がっているらしい。

 

ピッチ補正

そして最後にピッチ補正の為のスケール練習。伴奏に合わせてドミレファミソ〜と歌って、狙った音をパッと出せる様にする相対音感のトレーニング。↓のプリント渡されてやってこいや、と。マスターしてこいや、と。ハイ喜んでー!と。

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コレは目下練習中です。。

 

まとめ

これらのメニューをこなしてから今作っている曲を歌いそうと思う。できた曲は近々公開する予定なので聞いて欲しい。是非ね。